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「3Dパースを利用する」

3Dパースを利用する

3D空間を表示する3Dパース機能と、
作成した3Dオブジェクトに沿って描画できる3Dスナップ機能の活用方法とTipsです。



3Dパース機能、3Dスナップ機能の基本的な操作方法は公式でわかりやすく解説されていますのでここでは割愛。

3D空間にブラシをスナップさせる (@mdiapp開発報告所)

ざっと大まかに解説すると、Vectorレイヤーにオブジェクトの追加で3Dパースを選択。
3Dパース編集ウィンドウで、立方体等のオブジェクトを配置し、視点の位置や角度を調整します。
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ブラシのスナップ設定で3Dパースを選択すると、作成したオブジェクトのパースに合わせた線が描画できます。
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オブジェクトの位置調整はもちろんのこと、傾き等も自在に配置できます。

この3Dパース機能と3Dスナップ機能を利用して、牛乳パックを描いてみます。
今回、牛乳パックを選択したのは実際手元に置いて比較することも容易な身近の物体で、
ほぼ直線で構成される単純な形ながらも単なる立方体ではない。というあたりがポイントです。


●牛乳パックのオブジェクトを作る。
Vectorレイヤー上でオブジェクトの追加から3Dパースを選択し、3Dパース編集ウィンドウを開きます。

オブジェクトメニューから、以下の設定でオブジェクトを追加していきます。
------------------------------------
・ボックスの追加 サイズはXYZ:70:200:70 cm (ベースの部分)
・ボックスの追加 サイズはXYZ:70:235:3 cm (上部の紙が合わさってる部分)
このオブジェクトだけ 短辺の分割 を2に設定します。理由は後述。
・屋根の追加   サイズはXYZ:70:20:70 cm  (三角部分)
------------------------------------


実際の牛乳パックの大きさを約10倍にしたサイズで作ってます。
配置したオブジェクトの位置は変更せず、視点だけ変えてみやすくしたのがこちら
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オブジェクトの一覧にある屋根オブジェクト(Roof1)を選択し、ダブルクリックするとプロパティが開きます。
位置/XYZを 0 : 200 : 0 cmに設定します。
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三角部分がベース上部に移動しました。
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オブジェクトのプロパティでオブジェクトの色を変更できるのでわかりやすくするため、各オブジェクトの色を変更しました
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牛乳パックオブジェクトの完成です。
OKをクリックするとVectorレイヤー上に作成した3Dパースオブジェクトが出ます。
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表示されたオブジェクトが小さい場合はオブジェクトツールを選択し
オブジェクトの4隅にある小さい白い四角をドラッグするとオブジェクトが拡大されます。
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位置調整には移動ツールを使用します。



●3Dオブジェクトから描画していく際のTips
線画修正を容易に行える描画Tipsです。
描画するレイヤーとして8bpp(グレースケール)レイヤーを用意します。
描画色は黒を選択しますが、ブラシコントロールで不透明度を変更させ、
タテ、ヨコ、ナナメ、線と線が交差する部分がある場合、それぞれの線が別の不透明度になるよう描画します。
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わかりやすくカラーで描画してみるとこんな感じです。
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交差した部分を拡大するとこうなっています。
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こうすると交差して線がはみ出した部分だけ選択できますので、自動選択ツールではみ出した部分だけ選択し、削除します。
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今回の牛乳パックのような単純な物なら、はみ出さないように線を引けばいいのですが、
この方法、線を交差させて中の部分を消したい、といった時に便利です。
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線は最終的に全て同じ色で塗りつぶします。


●牛乳パックを描いてみた。
上記のTipsを活用しながら牛乳パックを描いていきます。
どのオブジェクトにスナップさせるかはスナップ設定の右端の黒丸(●)を選択してカーソルをオブジェクトに近づけると
オブジェクトがハイライトされるので、クリックで選択します。
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線の不透明度をちょこちょこ変えながら描画。
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余分な線を消して
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形が取れました。
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紙の厚みや重なっている部分の線を入れます
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実際牛乳パックを見るとわかるのですが、三角部分は折られて下図の赤い線のように
パックの中心に向かって折れ目が入っています。
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オブジェクトの作成時に、上部の紙が合わさっている部分を表すオブジェクトを
短辺の分割を2に設定したのはこの線の目安とするためです。

スナップ設定をoffにして、自動選択ツールで三角部分を範囲選択。
線の始点でクリックしてからシフトキーを押すと直線が引けますので線の終点でシフトキーを押しながらクリック。
折れ目の線がひけました。(余分な線は削除します。)
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色域選択ツールで透明部分を選択、選択範囲を反転させて、編集メニューから塗りつぶしを選択。
線画を黒一色で塗りつぶしました。
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ブラシツールの不透明度を100%に戻して、不自然に角ばっている部分を丸くしたり、
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影の部分を書き足して
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完成です。
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色も塗ってみました。色を塗る際もスナップを使えばバーコードなどもラクラクです。
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どんな角度からでも描けます。
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●3Dパース機能に思うこと
個人的な感想として、mdiappの3Dパース機能は、小物をきちんと描くための補助として有用だと思います。
あとは部屋の中の家具の大まかな配置を作っておいて、さまざまな角度でそれらがどう見えるかのアタリにしたりとか。

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