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CloudAlpaca(クラウドアルパカ)使ってみた

★12月1日 情報を追加しました。CloudAlpacaでつまずきやすい点などを解説
★1月7日 情報を追加しました。クラウド素材について
★1月23日 情報を追加しました。Mac版が文字縦書きに対応しました
★2月11日 情報を追加しました。コマ分割機能について

11月27日に、マンガ制作ソフト「CloudAlpaca(クラウドアルパカ)」が公開されました。
WindowsでもMacでも使えるフリーのお絵かきソフトFireAlpacaに漫画作成に便利な機能を追加したソフトで、もちろんCloudAlpacaもWindowsでもMacでも使えるフリーソフト。
コミラボ+のことを 「FireAlpacaに漫画作成機能がついた上位版」なんて説明していましたが、いよいよFireAlpacaの方にも漫画作成機能強化版が登場。コミラボの今後を案じ震えおののきながらCloudAlpacaを使ってみました…。

●CloudAlpacaはこんなソフト
動作が軽くて使いやすいことが特徴の「FireAlpaca」をベースに、
コマ割作成機能、スクリーントーン処理に使える「素材」貼り付け機能を追加

無料の会員登録をすればデータをクラウド保存できます。クラウド保存機能を利用すれば、複数ページの管理も可能です。

WindowsでもMacでも使え、さらに無料
!(起動時に広告がでます)

さらに今後は複数名での漫画作成を便利にサポートする「チーム作成機能」や、スマホで漫画のネームが作成できるアプリとの連携機能などが追加される予定だそうです。

というわけで、CloudAlpacaをダウンロード、FireAlpacaにはなかった「コマ割作成機能」と「素材貼り付け機能」を使ってみました。
 
■CloudAlpacaの基本的な使い方
ベースソフトであるFireAlpacaの使い方と一緒です。FireAlpacaユーザーであれば問題なく使えると思いますが、FireAlpacaを使ったことがない方は、FireAlpacaの解説をされているブログ・Pixivで確認してください。

なお、このブログはCloudAlpacaと開発者が同じ漫画作成ソフト コミラボとmdiappの解説ブログです。スナップの使い方などはほぼ同じですので、ある程度参考になると思います。

CloudAlpaca つまずきやすい点や、枠線作成・トーン処理の解説は以下で。




■CloudAlpaca つまづきやすい点

●アップデートするには
CloudAlpacaの公式サイトから、再度ダウンロードしてインストール。アップデートというよりは、上書きインストールのような?

●文字の入力・修正、文字を縦書きにしたい

◆Windows版の場合:フォントの先頭に「@」がついているものを選択すると縦書き
ツールボックス中ほどに「T」のアイコンの文字ツールがあります。文字ツールを選択し、文字を入力したい位置をクリックするとテキスト編集ウィンドウが開きます。
mdiapp_20141128_014.jpg  mdiapp_20141128_013.jpg
フォント名の項目でフォントを選択しますが、この時 フォント名の前に「@」がついているフォントを選択すると縦書きになります。
文字を入力すると、新しくレイヤーが作成されます。(レイヤー名は入力した文字の1行目)レイヤーをダブルクリックすれば再度テキスト編集ウィンドウが開き、文字の修正・変更ができます。また、文字の位置調整は移動ツールを選択し、位置を調整します。

◆Mac版の場合:縦書き チェックボックスにチェックを入れると縦書き
1月22日公開のVer.1.3 より、Mac版でも文字の縦書きに対応したそうです。
Mac版の場合は、テキスト編集ウィンドウに「縦書き」のチェックボックスがついたそうで、そこにチェックを入れると縦書きになるようです。Mac版を使用していて、縦書きチェックボックスが出ていない方は、バージョンアップしてください。



●クラウド保存ってどうやるの?
●複数ページ管理の方法は?


★★クラウドアルパカの提供元、メディバンの会員登録が必要です。
mdiapp_20141128_015.jpg
CloudAlpaca起動時にも表示されますが、閉じていた場合は、ウィンドウ左上、黄緑色の雲マークをクリックすれば開きます。
会員登録し、ログインした状態ならクラウドに保存等のクラウドを使用したサービスが利用できます。
複数ページの管理はクラウドを利用して行うため、会員登録していないと複数ページ管理機能は使えません。
複数ページの管理は ファイルメニュー>新規プロジェクト で新規作成します。
クラウドに保存してある画像データやプロジェクトは ファイルメニュー>クラウドから開くで開けます。

★会員登録していなくても自分のパソコンに保存はできるので、会員登録はしたくないという方でも使えます。(ただしページ管理はできませんが)



●ふきだし作成機能はあるの?
コミスタのようなふきだしを簡単に作る機能はありません。現状、ふきだしは手書きで作成したり、楕円が簡単に描ける「スナップ機能」を使います。

●スナップ機能って?
スナップ(吸着)機能を使うと、ブラシツール使用時では平行線、放射線、同心円等が簡単に描画できます。
ブラシ選択時、ウィンドウ上部に「スナップ」のアイコンが出ますので、そこから選択します。

コミラボ用の記事ですが、だいたい一緒の機能なのでよければうちのブログのスナップ解説記事を見てください
参考記事:スナップ設定の解説




●コマ割作成機能の使い方
画像を新規作成し、レイヤー>コマ素材の追加 を選択。コマのプロパティで線の太さを指定すると
画像サイズより一回り小さいサイズの枠線が作成されます。
mdiapp_20141128_001.jpg
コマ割りはツールボックスにある、分割ツール、操作ツールで行います。コマを割りたいところに分割ツールですーっとドラッグすると…、パっとコマ割り!
コマとコマの間隔は、分割ツール選択時 ウィンドウ上部に「左右の間隔」「上下の間隔」が表示されますので、ここで設定します。
mdiapp_20141128_002.jpg
通常のドラッグでは水平・垂直にコマ割りできます、
斜めにコマ割りしたいときにはshiftキーを押しながらコマ割りします。


枠線を断ち切りまでもっていきたいときには操作ツールで。操作ツールを選択し、操作したい枠線をクリックすると枠線のスミに小さい□が出ます。カーソルを小さい□に合わせれば、枠線の拡大縮小が可能です。また、枠線全体の移動も可能です。
mdiapp_20141128_003.jpg
(ちなみに枠線の下部に出た×マークで、枠線が削除できます)

●枠線の一部を消したい場合は
レイヤー>素材のラスタライズ をすると、枠線の一部を消しゴムで消すことができるようになります。ただしラスタライズしてしまうと、そこからさらにコマ割りするということができなくなりますので、ラスタライズはコマ割りが完成した後に行いましょう。

●4コマ漫画等に使用、「コマ分割機能」
まずは普通に基本の枠線を作成。まずはコマ分割ツールを選択し、ウィンドウ上部に「左右の間隔」「上下の間隔」が表示されますので適度な数値に指定。
レイヤー>素材>コマの分割 を選択。分割数を指定できるので、横:4 縦:2 にしてOKをクリックすると…
mdiapp_20150211_001.jpg  mdiapp_20150211_002.jpg
1ページに4コマ漫画の枠2本ができました。

たしか最初に公開された時にはなかった機能だと思うのですが…。この機能が見当たらない方はアップデートしてください。

●素材貼り付け機能
mdiapp_20141128_004.jpg
画像の右上に常にいるこの丸いマークをクリックすると、素材ウィンドウが開きます。
mdiapp_20141128_010.jpg

現状ではアミトーンのようなドットが貼れる「タイル」といわゆるスクリーントーンのような画像データの「トーン」、そして「アイテム」としてCloudAlpacaのマークが入っています。
貼り付け方は簡単。貼りつけたいデータを画像内にドラッグ&ドロップするだけ。貼り付けの角度や倍率も選択でき、十字矢印と手のひらが描いてあるエリアでドラッグすれば、貼り付け位置も調整できます。
mdiapp_20141128_005.jpg


この「トーン」がなかなか良いもので、空トーン、カケアミトーン、花柄などが初期状態で42種入っていました。今後も増える予定だそうです。
mdiapp_20141128_007.jpg  mdiapp_20141128_008.jpg  mdiapp_20141128_009.jpg
ただしトーンデータは3000×4242ピクセルと、B5サイズの同人誌を解像度600dpiで作りたい、なんて人にはちょっと小さ目サイズなので、もっと大きいサイズのものも用意していただけたら嬉しいかなと思います。

★2015年1月7日追記

昨年末に公開されたVer.1.2より、トーン素材等が大幅に増えました。印刷用に適した解像度600dpiのトーンデータも追加されています。追加の素材はクラウド機能を使ってダウンロードできますので、それらを使いたい場合はメディバンの会員登録をすることが必要になっています。

クラウド素材のダウンロードのやりかた
素材ウィンドウを開き、ウィンドウ右下の「雲マーク」をクリック。
mdiapp_20150107_001.jpg
クラウド素材ウィンドウが開きますので、使用したい素材を選んでOKを押せばダウンロード完了。一回ダウンロードすればその後はログインしていない状態でも使用可能です。
トーンの他、タイルのカテゴリーではアミ点トーンの素材(350dpi・600dpi)、アイテムのカテゴリーではふきだし素材も追加されています。追加方法は素材ウィンドウから追加したいカテゴリーを選択した状態で「雲マーク」を押せばOKです。

今回の素材追加で350dpiのトーンと600dpiのトーンが混在するようになりました。素材の名称に350・600の記載があるのでそこで区別をつけられるのですが、結構混乱しそうですよね。素材ウィンドウ内でフォルダ分けできるようなので、そこで整頓していかないと大変そうです。
あと、トーン素材のうち、建物・交通カテゴリーの素材はあからさまに写真加工なので、使いづらそうなのと特に建物では「これ、あの建物だよね」と見当つくのがちらほらあり、別な意味で扱いづらそうなのがどうにも…。


●コミラボ+にあってCloudAlpacaにない機能
・フィルタ機能
流線・集中線・ウニフラッシュ の描画関連のフィルタと、色調補正のトーンカーブなど。
CloudAlpacaにはガウスぼかしとモザイクフィルタ、色調補正としてはレベル補正が入っていました。

枠線分割機能のうち、4コマ漫画の枠線に便利な「枠線等分割機能」(対応しました)
・3Dパースオブジェクト
・ブラシスクリプト(対応しました)
・ハーフトーン機能
・範囲選択のうち「前景色を選択範囲化」

イメージとしては
FireAlpacaに漫画作成機能がついたのがCloudAlpaca
漫画作成機能においてそこからさらに上位機能版にあたるのがコミラボ+ といったところでしょうか。
近いうちにコミラボ、FireAlpaca、CloudAlpacaの機能比較表でも作ってみます。


●感想
入っているトーン画像のサイズや、ページ管理機能で新規画像を作る際にピクセルでサイズ指定する、などの点から
WEBで公開する漫画作成をメインターゲットにしているソフトだと思いました。
起動時に広告が出るとはいえ、無料でここまで基本的な漫画作成機能がついているのはすごいです。
ちょっと漫画を描いてみたい、WEBで公開してみたいという方にはファーストチョイスではないかと思います。

印刷を前提とした同人誌の作成にはちょっと手間がかかりそうな部分もあるので、そういう目的の人はコミラボ+の方がおすすめですよー。
(…とコミラボユーザー側から言ってみる)



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