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タッチペンでハッチング【ブラシスクリプト紹介】

コミラボが公式で公開しているブラシスクリプト、タッチペンを使ってハッチング表現をしてみます。
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タッチペンはコミラボ公式で作例を公開されている宇河先生オリジナルのブラシスクリプトです。

ブラシスクリプトはこちらでダウンロードできます。
(タッチペンの他、さまざまなブラシスクリプトがまとめてダウンロードできます)

■ブラシスクリプトの追加方法
ブラシウィンドウ>ブラシメニュー>ブラシスクリプトの追加を選択し、ダウンロードしたブラシスクリプトを選択すればOKです。
「タッチペン.bs」 を選択し、タッチペンを追加します。


●ブラシスクリプト タッチペンとは
>さまざまなタッチ表現ができるブラシです。 と公式では説明されていますが、説明するより実際の描線を見たほうが早いので、実際描いてみます。
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ペンを動かした方向に対して、指定した角度で描画される線を連続して描くことができるペン なのです。
線の長さ・太さ・間隔がパラメータで指定できます。角度の指定は22.5度刻みの8方向。さらに長さや間隔をランダムに描画することもできます。描画される線に自然な入り抜きがついているのも嬉しいポイントです。

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さらに、Ctrlキーを押しながらのクリックで「消失点」が指定でき、「消失点の使用」をオンにすると、消失点に対しての角度で線が描画されていきますので、集中線のように消失点に向かって線を描いていくことが可能です。
実に多彩な描画が可能なブラシです。



●タッチペンでハッチング表現
ハッチングとは、平行線を連続して描くことで陰影や質感を表現する技法だそうですが、ハッチングをしてみたいと思ったのは、trismegistuslaboさんのPhotoshop ベタハッチングパターンの記事を見たからでした。
完全なベタではなく、ところどころにヌケがあるパターンを貼ることで、なんともいえないいい雰囲気のイラストにすることができる、photoshopのパターンファイルを配布されています。
これと同じような表現をコミラボで手軽にできないかと思っていろいろやってみたところ、タッチペンを使用すればすごい簡単にできるということに辿りつきました。

解像度600dpi、5cm角で描いてみます。
★タブレットを使っている方は、ブラシウィンドウのタッチペンの項目をダブルクリックして、ブラシの設定を開き、筆圧サイズをオフにしておいてください。
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ブラシのパラメータはこんな感じ
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ポイントは「長さ」は小さ目、「長さのジッタ」は高め。
そしてここでポイント。スナップ設定で、縦横スナップをオンにしておきます。
描画の方向を固定することで、きっちり平行線を描くようにしておきます。
描画線の角度は、0と100が線の方向に対して平行、50が垂直ってことを覚えておけば、あとは描いてみながら自分好みの角度をつけていけばいいと思います。とりあえずここはブラシの方向に対して45度の角度に指定しておきました。
縦の描画線が描きたいときは、角度を50にして、横方向にペンを動かせばOK。

この設定で、まずは1回縦に描画してみた結果がこれ。1回の描画でこんな感じに線が引けます。
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描画位置をちょっと変えながら、10回ほど描画してみた結果がこれ。好みのベタハッチングになったら完成です。
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基本の描き方はこんな感じですが、自分の絵柄や絵のテイストに合わせて線の太さを変えてみたり、角度を変えてみて描画します。ベタハッチングで塗りつぶしたいところを範囲選択してベタハッチングを描いてみてもよし、いちいち描くのが面倒なら、A4サイズくらいでベタハッチング画像を作っておいて、スクリーントーンを貼るような感覚でコピペして不要な部分を削除してみてもよし。

記事のトップにあった画像は、前にWarabiの紹介記事を書くときに作ったチルドコーヒーの3D素材(sketch up製)を使用。Warabiに線画と影指定までやってもらったものを使用しています。
フタ部分はベタハッチング、カップ部分は角度を変えながら重ね書きしてクロスハッチング。フタやカップにハイライトを入れて完成です。
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実際手描きでこういったハッチングを描かれている方の絵とは比較できないレベルのインスタント表現ですが、
お手軽にそれなりに、なんとなく手間をかけたような表現が可能です。



●タッチペンでこういう表現も可能
陰影や質感の表現に便利なタッチペンですが、入り抜きがキレイな線が引けるので、効果線、ウニフラッシュなども描けてしまいます。

・集中線
消失点を集中線の中心に設定、角度を50に指定し、消失点の使用をオンにすると、集中線が描けます。
ブラシの設定値はこんな感じ、長さの数値を高めにしておきます。
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下図の枠線内に集中線を描きます。消失点を設定し、青線のようにペンを動かすと…
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ギザギザっと集中線ができました!
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右下のようにちょっと線が太くなっているのを他のところにも書きます。線を入れたいところあたりでペンを消失点の方向に軽~く動かすと…
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強い感じの集中線になりました! ポイントは、長さの数値を高めにしておいて、集中線を入れたいところよりも外側あたりでペンを動かすこと。

ちなみに長さの数値を小さめにして、小刻みにギザギザ動かしながら描いてみるとこんな感じ
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・ウニフラ
楕円スナップを設定し、角度50で描くとふつうのウニフラ、角度をつけると右のような感じ。
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ちなみに楕円スナップの描画は、自分でペンを動かすよりも、スナップメニュー>曲線スナップを描画 で自動的に描画してもらったほうがラクチンです。

・簡易ツヤベタ
消失点を指定しつつ、消失点の使用をオン、間隔などを調整すれば、簡単なツヤベタもできるかも。
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(金髪ラインは消失点の設定が難しく、ダメでした)

タッチペンは、本当に多彩な描画が可能で、いろいろ試しているだけで楽しくなってしまうブラシです。
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