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Warabiで3Dデータから線画書き出し:【5】Warabiを使ってトーン指定補助+カメラの位置調整


Warabiで書き出したオブジェクトの陰影をトーン処理する際の補助に用いる作業流れと
カメラの位置調整、アングルの保存についてを解説します。




Warabiで3Dオブジェクトの面を描画し、その陰影をトーン処理の目安にしてみようと思います。いろいろやってみましたが、面を書き出し そのままトーンとして利用 というのはちょっと実用的ではないので、あくまでトーン処理の目安、補助程度となります。

今回の作例用にsketch upで作成したテーブル、カップコーヒー、そしてさらに他の方が作られた本のモデルを組み合わせてみました。それぞれを個別にOBJ形式で書き出し、Warabiに配置します。
mdiapp_0820_001.jpg  mdiapp_0820_002.jpg

【3】の記事中にも書きましたが、Warabiの画面でライトは上面、正面、側面でオレンジ色の●で表示されています。(図中、赤い○で囲んだところ)ここをクリックして選択すると、ライトの位置を調整できます。
mdiapp_0716_029.jpg
望みの影の位置になるようレンダリングしてみながらライトの位置を調整します。ここは結構面倒。
テーブルは、影を落とすための台に徹してもらい、こんなアングルで書き出してみます。レンダリングオプション 面の描画タブ 「影を描画」のチェック項目、品質を2048の最大値にしておき、影のラインをなめらかに描画させます。
mdiapp_0820_003.jpg





(1)線の描画 : 面の描画 オフ、輪郭線の描画 オン
本とコーヒーの一番外側の輪郭線はやや太くして、線画だけ描画しました。
mdiapp_0820_0001.jpg



(2)陰影なしの面の描画 : ライトを非表示、面の描画 オン、輪郭線の描画 オフ
オブジェクトツリーで、ライトのチェックを外して、ライトを非表示にします。明かりが消えたわけですので、色味は暗くなりますが、陰影のない1色塗りの状態で面が描画されました。
これだけでも、カラーイラスト用に基本色を塗っておきたい、とか トーン指定のために物体それぞれを別の色に塗り分けておきたいというのに役立つはずです。
mdiapp_0820_0002.jpg



(3)陰影のみの面の描画 :ライトを表示、面の描画 オン、輪郭線の描画 オフ

ライトを表示させ、普通に面を描画すれば、それだけで陰影のある画像が描画されていますが、ここは陰影のみの面の描画をしてみます。
Warabiの画面左側、中段 に「マテリアルリスト」があります。今までの記事ではまったく触れていませんでしたが、ここにはオブジェクトに使われる各材質が表示され、ダブルクリックでマテリアル設定を開けば、色の変更や塗りの方法などが変更できます。
マテリアルリスト>その他 から マテリアルの全削除をクリックします。確認が出ますが、とにかく削除。色がついていたオブジェクトから真っ白、陰影のみの画像になります。
(これはWarabiの配置したデータのマテリアルが削除されただけなので、もともとの3Dデータからは色味などは削除されていません。ご安心ください)
mdiapp_0820_004.jpg  mdiapp_0820_005.jpg
で、この陰影のみのデータを、線画や1色塗りのデータに重ね合わせてトーン処理の参考にしていきますが、マテリアルをさらにいじれば、影の状態も調整できます。

マテリアルリストのすぐ左下に、新規マテリアル を作るボタンがありますので、クリックしてマテリアルを作り、ダブルクリックしてマテリアルの設定を開きます。
mdiapp_0820_006.jpg
デフォルトのマテリアルの設定する にチェックを入れてください。マテリアルを全削除しているので、すべてのオブジェクトがこのマテリアル設定で書き出されます。メニューの欄から、塗りの方法が選べます。2色トゥーンはセル画のようなはっきりとした陰影になりますが、2色トゥーン(ソフト)だと色の境目にグラデーションがかかってセル画というよりブラシで塗ったようなやわらかい塗りになります。3色トゥーンは陰影にさら一段影が増える状態。そのほか、ハーフトーンや鉛筆画などの様々な塗りがありますが、これは実際見たほうが早いので試してみてください。

●線画+陰影のみの画像、左が2色トゥーンと3色トゥーン
mdiapp_0820_007.jpg
トーン指定のための色分けを陰影なしの面描画で行い、そこからさらに影をつけたいなら陰影のみの面描画を行い、それをそのままトーン処理してしまうなんてこともできそうです。

●線画+陰影なし+陰影のみ(3色トゥーン(ソフト))
陰影のみの画像を8bppレイヤーに変換し、陰影なしの画像に重ねています。(レベル補正で色味を調整し、陰影なしは色味を明るく、陰影のみはコントラストを高めています)コーヒーのフタパーツの塗りがなめらかなのがわかりますでしょうか。
mdiapp_0820_0007.jpg




■カメラの位置調整、保存
mdiapp_0815_004.jpg
今回の作例で書き出した、「ロフトベッドから下の机を見下ろす」構図。Warabiでマウス利用でアングルを変えてこの構図になるよう調整するよりも、カメラを画面上で移動、調整していった方がラクです。

(1)カメラの追加
オブジェクトツリーに、カメラの追加ボタンがあります。ここをクリックすると、現在の視点でカメラが追加されます。
mdiapp_0820_011.jpg

(2)カメラの位置調整
上面、正面、側面表示にカメラの位置やカメラによってうつされる画像の範囲等が表示されます。テーブル全体が見えているアングルだと、カメラは上面、正面、側面表示のずっと外側にあります。上面、正面、側面表示のいずれかでマウスホイールを回して、カメラの位置を表示します。図中赤い○で囲んでいるのがカメラです。
mdiapp_0820_013.jpg

テーブルの下の方から、コーヒーをあおるような構図にしてみます。
上面、正面、側面表示上でカメラをクリック、カメラの位置を移動させます。上面、正面、側面表示上のカメラを動かしていき、テーブルの下にカメラを設置、カメラで写される画像範囲も移動や範囲の拡大縮小で調整していきます。(かなり面倒)
mdiapp_0820_014.jpg

(3)視点の保存
カメラを右クリックして「カメラから視点を復元」を選択します。このカメラで実際に映っている画面に切り替わります。
mdiapp_0820_016.jpg
…テーブルを下からあおっているらしき画面になりました。そこからアングルを調整していきます。

mdiapp_0820_017.jpg
望みの構図になったら、再度カメラを右クリック「現在の視点をカメラに保存」を選択。これでこの構図がカメラに保存されました。

複数のカメラを設置、アングルを調整・保存しておくと、たとえば一つの部屋で1コマ目はこのアングルだけど2コマ目でこのアングル、というふうに保存していけます。アングルをいじってしまっても、「カメラから視点を復元」すれば問題ありません。

Warabiとmdiappの連携解説の記事一覧
【2】Warabiの基本的使い方
【3】実際の作業流れ+やや高度な機能
【4】3D素材を集める、sketch upを学ぶのに便利なサイト集
【5】Warabiを使ってトーン指定補助+カメラの位置調整 (2014.8.20追加)


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